SpringFest2018のランチセッション「エンタープライズアジャイル と Spring/Wagby の親和性」聴講メモ

プレゼンター

贄 良則 株式会社ジャスミンソフト 代表取締役

ジャスミンソフト社長。Wagbyのコンセプトデザイン、アーキテクチャ設計を行う。超高速開発コミュニティ幹事。IT ベンダーとユーザーの関係性はどうあるべきかを日々、模索中。

概略

エンタープライズアジャイルとは、SoRとSoEの垣根をなくすムーブメント(運動)である” という視点から、そのプラットフォームとして Spring が優れている理由を考察します。さらに具体的事例として Spring をベースとした超高速開発ツール Wagby のアプローチを紹介します。 #sf_lunch

聴講メモ

  • これはスポンサーによるセッションなので、若干広告的な要素を含みます
  • プレゼンターによる主観が多く含まれます

SoRとSoE

  • SoR
    • 社内 ( 基幹系、エンタープライズ )
    • 経費削減のためのIT
    • 計画的設計
    • 仕様が無ければ仕方ない
    • 枯れた技術が安心
  • SoE
    • 社外
    • 売上UPのためのIT
    • 進化的設計 ( アジャイル )
    • 仕様は作るもの
    • 先端技術でなければ競争に勝てない
  • DX ( デジタルトランスフォーメーション ) は、SoEしなければAmazonに蹂躙されるという恐怖感?

アジャイル的なアプローチを取りれたいという視点 ( 下流・上流 )

  • 大手Slerが実績として掲げる「アジャイル開発」はほとんど小規模案件
  • 大規模でどこまで通用するのか?
    • アジャイル開発には丸投げ不可、責任の押し付けあいは不可というドグマが存在

エンタープライズアジャイルは多分こんな感じ? ( 提案 )

エンタープライズとの違い

  • 進化的設計
  • 枯れた技術と先端技術のハイブリッド
  • 自己組織化

何のためのエンタープライズアジャイルか?

  • 開発費と保守費の削減
    • 大規模開発を少人数でやる?
  • 開発スピードアップ
  • ユーザによるシステムイニシアチブの確保

システム・アーキテクチャ的な視点

  • SoEがSoRを飲み込んでいく
    • SoRは古いシステムの延命や、パッケージの導入に席巻
    • SoEをリードするユーザ企業は、流行のアーキテクチャを知っている
  • SoRを支える情報システム部の心構え
    • パブリッククラウドであんたープライズシステムを稼働できるようにする
    • 動作環境を固定するのではなく、常に最新環境で稼働できるようにする
    • 情報システム部が手放してはならないもの

Wagbyの立ち位置 ( 広告部分 )

  • エンタープライズアプリケーションのDevOpsを実現
  • salesfoceやkintoneでもいいのでは?
    • APIを叩くだけでなく、自由度が高い
  • 負荷分散目的よりもモジュール単位での入れ替え容易性を重視